野菜類や穀類(雑穀など)に含まれる食物繊維は、食べ物に含まれる糖や脂肪など吸収を緩やかにして体脂肪になりくくしたり、便通を促して腸内環境を整えたり、ダイエットにとても大切な働きをしてくれます。
食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分類されます。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂ることで、お通じが良くなり腸内環境も整って代謝がアップします。
特に、水溶性食物繊維はダイエットにはとても有効な栄養素です!
《水溶性食物繊維の働き》
①お通じを良くして便通を促す
②糖や脂肪の吸収を緩やかにして体脂肪の蓄積を予防する
③余分なコレステロールを排泄する
④腸内細菌の善玉菌の餌となり、善玉菌を増やして腸内環境を整える
どれもダイエットには効果がありますが、今回は②と④に着目したいと思います!
まずは② 、「糖や脂肪の吸収を緩やかにして体脂肪の蓄積を予防する」。
糖が一度にたくさん吸収されると、血糖値が急上昇し、これを下げるためにインスリンというホルモンを多く分泌します。
インスリンは、筋肉や脂肪組織など全身の組織に糖を運ぶ働きをしていますが、脂肪組織に運ばれると糖が体脂肪となって蓄積されます。
水溶性食物繊維はこれを防ぎますので、ダイエットに効果的です。
次に④、「腸内細菌の善玉菌の餌となり、善玉菌を増やして腸内環境を整える」。
腸内には善玉菌と悪玉菌、日和見菌という腸内細菌が存在しています。
ダイエットをするなら善玉菌を増やす必要があります!
善玉菌は水溶性食物繊維を餌にして短鎖脂肪酸を作り、腸内環境を整え、便通を改善し、また体脂肪の蓄積を抑制や、マグネシウムや鉄などミネラルの吸収を促す働きがあります。
さらに、善玉菌にはビタミンB群などビタミンを生成する働きがあり、ビタミン・ミネラルによって代謝を上げて体脂肪燃焼を促す効果が期待できます。
水溶性食物繊維を多く含む食材は、
・たまねぎ
・もずくやわかめなど海藻類
・押麦やオートミールなど穀類
・ごぼう
・ほうれん
・オクラ、
・りんごなど柑橘類
などです!
水溶性食物繊維を一度にたくさん食べすぎるとお腹がゆるくなってしまいますので、その場合は少し量を減らしてください。

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